WHO（世界保健機関、国連の専門の機関）が提唱した健康とは、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態にあるということであり、単に病気・病弱ではないということに尽きるものではない。WHOとは、そのまま、定義が変えられていない努力目標である。日本人はどういう疾患で医療にかかわるか？衛生状態、栄養状態、予防接種などが良くなってきたことに起因し、感染は減少している。生活習慣病が多くなっている、それと歩調を合わせるように、精神行動障害が増加している。精神行動障害も日常生活に関係が深いので、生活習慣病として見ることが予防、治療上役立つだろう。死亡することは少ないが、生活の質を落とすことがある。すべての癌疾患を合計したものよりも精神疾患が多い。精神疾患は、数年前までは癌の方が上だったが、追い越してしまって、差が拡大している。精神疾患の有病率、一定の数に対し、どのくらいの有病率か？米の1/3。日本の有病率はヨーロッパの有病率が低い群、独、イタリアと同じくらい。米は、豊かだが、鬱、躁うつ病が多い。日本は、豊かで、鬱躁うつ病が少なく理想的。インド、バングラデシュは貧しく、鬱、躁うつ病が多い。ニジェール、コンゴは、貧しいが、鬱躁うつ病が少ないことになっているが、診断件数が低い。

人は、変れる。レオナルド デカプリオは、実在の富豪、強迫性障害を患うハワードヒューズを演じるため、精神病院で、強迫性障害患者と約２か月、暮らした。撮影中、強迫性障害になるように自分の脳を訓練したため、撮影の終わるころには、強迫性症状が発症した。精神科に通いながら、撮影前とは逆のことをしなければならなくなったという。。１年間、毎日、１０分、ボクササイズジムで体を動かせば、体が変化する。精神的な訓練は、短期では無理だが長期的にやり続ければ、変身する。エレーヌ マグワイヤーの研究は、ロンドンのタクシー運転手を対象にした脳がどのように変化するかを示した。市内に28000本の道があり、タクシーの運転手になるには海馬の空間記憶力能力が求められる。試験では、ロンドンで、お客がタクシーに乗り込んだとし、28000本の中から効率のよいルートを言わせられる、彼女は、訓練が海馬に与える影響を調べた。訓練１年後、運ちゃんの脳をスキャンすると空間記憶能力を高める海馬領域が肥大化していた。脳がメンタルトレーニングで変えることができることを証明した。

虫歯に化学物質を詰めて、免疫機能を落とすが、削らないで、痛みや違和感を我慢するか？歯医者は、低毒性と思って毒性のある化学物質を口の中にいれているのろうか？水銀を詰めていた衛生士さんの胎児に障害が多く出現しているらしい。歯科治療は、パラフォルム（パラチオン）、アルゼン（亜ヒ酸）、水銀、プラスティック、金属合金が用いられている。多用していると、神経系統がやられ、情緒不安定、不眠症の微症状が出て、次第に自殺願望が強くなるらしい。学生時代の同級生が死んで、１週間後に後輩が死んでいる。不眠症、イライラ、夫婦喧嘩が始まり離婚、そして、保険指導で自殺する歯科医が多い。友人も死を選んだ。

農林省の指導で田んぼや畑に水銀を撒き、精子を殺す目的でコンドームのゼリーの中に水銀を入れ、わたしたち、歯医者は水銀、プラスティック、合金を歯の中にせっせと詰めている。水銀が影響した水俣病の記事を読んでいた。WHO:世界保険機構の水銀の安全基準は、毛髪で6ppmとしたが、日本人は、安全基準値をはるかに超えてトップレベルを保っていた。しかし、世界有数の長寿を保っている。

A,ザハヴィのハンディキャップ理論によると孔雀がこれほど大きくて長い羽のハンディを背負いながら生きながらえる優れた雄だと雌にアピールする。鳥の雛は、鳴いて、捕食者にアピールして親を脅迫してえさを運ばせる。子供が、発熱、ひきつけ、アレルギーを引き起こすのは、兄弟間の争いにおける子の親の気を引くためのアピールだとした。歯医者は、歯周病に罹患すると生死に関わる病気だ、定期健診を受けていないと虫歯が酷くなり歯を喪失する、歯並びが悪いと馬鹿になる、口が開いていると癌になるとか言ってあの手この手を使って患者さんを脅迫し、来院させようとする。

パプア ニューギニアのビアミ族は,川がないので自分の顔を見たことが無いので、人類学者であるエオマンド カーペンターは、鏡で顔を見せて反応を調べた。自分の顔を見て、呆然となり、鏡の前に立ち尽くし、震えだしたり、逃げていったした。この反応をカーペンターは、自己認識の恐怖と呼んだ。顎関節症の原因は、かみ合わせにあると思いたがる歯科医は、身体化したりして顎関節症が出現した患者さんに咬合治療する必要がないと思うことに自己認識の恐怖がある。鏡に映っているのが自分だと18ヶ月未満の人間の子供は認識できない。チンパンジーとオラウータンは、認識できる。

国立栄養研究所の村上健太郎の調査によると、硬い食事をしている人の方がウェストが細いことを示した。ラットの実験は、硬いえさを食べた方が体脂肪が少なくなる。ご飯の水分を減らしたり、胚芽米にするだけでも、効果がある。男性は、ウェスト、ヒップ比が高い女性を好む。ある研究によると、その方が、妊娠する可能性が高いことが示されている。