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Boxing

未だに私がかつて、所属していた千葉県アマチュアボクシング連盟から手紙がくる。しかし、もうボクシングする年齢ではない。全く勝てなくなっているが、それでも、試合に出場したがる懲りない性格。2015年、3試合に出た。1勝2敗、生まれて初めてストップ負けした。全国放送されました。それから出場していないが、持病の変形性肩関節症、膝関節症の痛み、右側上部の背中の痛みが治ったら、また出たい。私は大学入学した当初、入ってきた同級生は、育ち、スタイルも良い。私は、スポーツも勉強も全く出来なく、昆虫のことしか知らないので、彼らについていけそうになく、入学式で一変で憂鬱になり、不安に苛まされることになった。当時は、バブルの絶頂期にあり、大学の試験問題や国家試験の内容が漏れる時代だったので、馬鹿な私でも、全く勉強をしないで、大学を卒業し、歯医者になることができた。大学時代、隣に座っていたデブが「痩せたい、三宅、何やれば痩せれる?」というので、「ボクシングでもやれば」と云い、そのデブが勝手に作ったボクシング部に勧められて安易に入部のサインした。クラブでバーテンしながら苦学していた同級生の故、増田伸也さんが、ボクシングを教えたがっている元東洋ランカーのプロボクサーの介川力さんを連れてきた。そのため、ボクシングを始めなければならなくなってしまい、以後、ボクシングに関わるようになった。試合に勝ってレフリーに手を上げられ、優越感に浸っている時は心地よく、自己愛が高まり、野心の極が形成された。しかし、私にはボクシングに対し、根性、自制、苦痛に耐える能力、基礎体力、耐久の肉体、能力も持ち合わせていない。歯科大生は、大学を卒業して、歯科医として生産的な仕事に携わっていくのであるが、いい加減で、社会的不適応の私は、大学卒後、動物や昆虫を求め、沖縄で放浪しだした。沖縄から内地に戻ってから、添乗員を始めたり、ボクシングシジムに行き、スパーリングしたり、若い選手にボクシングを教えたり、ボクシング仲間と食事に行ったりすることに愉しみを感じ、実生活からどんどん遠ざかっていった。中学の時、お茶の間で、ルーベン オリバレスと金沢和良との世界バンタム級タイトルマッチを見た。当時、世界チャンピオンのオリバレスは、死を呼ぶハードパンチャー、Mr.ノックアウトと言われ、予想は、金沢の早い回にKO負けだった。最初、金沢がオリバレスの強打を警戒して、アウトボクシングするのだが、中盤から、オリバレスに捕まった。後半なって、打ち合いになるのだが、金沢は声を上げてオリバレスにかかっていった。オリバレスは、セコンドに「もう棄権したい」と言っていたらしい。無理やりセコンドから出されたオリバレスは、その回、金沢は、体力が限界で自分から倒れた。高校1年のとき、死に急いだ大場政夫は、びっこ引いたまま壮絶な逆転劇でチャチャイをKOした。強打の世界チャンピオン、ルペ ピントールに挑んだ村田英次郎は、彼の強打を恐れず、勇敢に挑み、惜しくも世界を逃した。彼らの試合のビデオは、私がが試合やる前日に、自分を奮い立たせる為に、何度も繰り返して見ていた。ボクシングに関わり、名場面、ドラマ、そして、ひたむきで心許せるジムメイトが沢山出来た。ボクサー選手寿命は大体10年位で短い、ファイトマネーは貰えない、チケットを自分で売らなければならないので、これほど、過酷で割の悪いスポーツは無い。喜び悲しみ、悲劇、刹那的に、試合に怯えながら、減量し、人間の極限に挑み、ダメージを必ず被る。いずれ迫り来る、スピードが落ち、打たれ脆くなり、若いボクサーに倒される。そして、ボクシング生活を諦め、リングから去ってから存在している第2の人生を見てきた。私の愛犬、ボンコを可愛がってくれて、いつも、噛ませ犬の役割を演じてリングで死んだセンタースポーツジムの選手、食事に付き合ってくれる高橋直人と死闘を演じた、故、小林智明さん。一緒にスパーし、飯食い、そして、励ましあったマーチン、唯一、日本チャンピオンになれたマーチン、?何時も夕食に付き合ってくれた。彼から食らったボディ ブローは、断末魔の苦しみだった。今は、レフェリーになっていてテレビで彼のレフェリングを見ている。彼のボクシングスタイルは、私が確立したと思って自画自賛している。彼の優しいので試合を止めるのが早すぎると非難される。何時もおかしなジョークばかり言う、1勝も出来なかったガンちゃんは?思うときりがない。しかし、日本チャンピオンになれるのは、ほんの一握り。万が一、チャンピオンになっても、長くその椅子に居座ることはできない。運、もって生まれたセンス、血の出るような努力、折れない精神力、打たれ強さ、そして、トレナー、ジムなどの環境に恵まれたものだけがチャンピオンの栄光を受けることが出来る。少年時代の夢を抱いて田舎から出てきたボクサーがある限りの力を振り絞って挑む、淘汰されそして脱落していく悲劇が存在していた。